■なぜ、石焼き芋屋さんは儲かるのか


今日は、「石焼き芋屋」さんに焦点を当てて考えてみたいと思います。


以前、なぜ竿竹屋さんはつぶれないのか?
などありましたが、同じく、町内を軽トラックで練り歩く系の、
この石焼き芋屋さんも、全くつぶれる気配がありません。


そもそも、石焼き芋って、そんなに売れるものなのでしょうか?
ちょっと計算してみましょう。


仮に、1日の売上個数が、30本ぐらいにしましょうか。
1本300円で計算して、1日の売り上げが、9,000円です。

芋の原価は、スーパーに行けば、1本100円ぐらいなので、
まぁ、60円ぐらいで計算すると、30本×60円=1,800円。

とりあえずの粗利が、7,200円。


1日の営業時間は、昼の3時ぐらいから、夜7時ぐらいとして、
だいたい4時間ぐらいでしょうか。

おっちゃんの時給が900円として、4時間で3,600円。
軽トラックの燃料代が、200円。(1時間の移動距離4km×4時間=16km。燃費が、リッター8kmとして、2リットル×100円。)
芋を燃やすための燃料も、まぁ、500円も掛からないでしょう。

で、経費的なところが、かなり概算ですが、4,300円。


粗利 7,200円 − 経費 4,300円 = 2,900円。


損益分岐のラインを、1日の売り上げ本数30本で設定した場合、
1日の利益が、2,900円。
1ヶ月(30日間)で、87,000円。

仮に、自営でやった場合は、おっちゃんを雇わなくていいので、
1日の利益が、6,500円。
1ヶ月(30日間)で、195,000円。


ここで、ふと考えます。

1日4時間の労働とはいえ、1ヶ月の収入が、195,000円では、
正直厳しいなと。

まぁ、生きてはいけますが、贅沢は敵ですよ。



で、おっちゃんを雇った場合だと、1ヶ月の収入が87,000円ですから、
まぁ、これだけでは、正直生活すらできません。


が、


おっちゃん+軽トラックの組み合わせを、5セット用意した場合、
87,000円×5セット= 435,000円。

仮に、10セット用意できれば、870,000円。


結構悪くない収入が期待できるわけです。


もちろん、軽トラックと、石焼き芋設備を事前に整えなくてはならないので、
1台50万円として、10セットで、500万円程度の初期コストが目安でしょうか。



つまり、ある程度、初期費用にお金を回すことができれば、
おっちゃん+軽トラックのセット数を増やすだけで、
基本的には、ほぼ何もしなくても、売上が右肩上がりになっていくわけです。


でも、夏場とかはどうしてるんでしょうね・・・




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